トップ > 住まい
●立地
部屋を探す上で、通学時間は大切です。交通手段など、乗り換え時間、急行・快速の停車駅かどうかも重要なポイントです。また近くにどのような施設があるのかも確認しましょう。
●間取り
部屋の大きさ、日当たりなども住み心地に大きく影響します。キッチンやバス・トイレ、家具や洗濯機の置き場などについても確認が必要です。
●住まいの種類
アパート、マンション、学生会館、下宿など、さまざまなタイプがあります。自分の性格や生活方針をよく考えて選びましょう。物件タイプごとに居住環境は大きく異なります。
●学生マンション
入居者は学生のみ。他人の干渉を受けず、安全性や快適さを大切にしたい場合におすすめです。
●アパート
総体的に家賃は低く、経済面を優先したい場合におすすめです。
●マンション
設備・セキュリティ・遮音・断熱・耐震など、機能面で優れていますが、家賃はアパートより高めです。
●学生会館
学生専用の集合住宅ですが、館長や寮長が常駐勤務しており、生活面の不安や相談などに乗ってもらうことができます。
●下宿・間借り
大家の自宅の一室を借りて一緒に生活します。専用設備が少ない分、家賃もアパート・マンションに比べて割安です。
賃貸契約時の流れは、申込→入居審査→重要事項説明・契約→引渡しです。 契約には必要な書類を用意し、契約の期間、条件などを十分に確認し手続きしましょう。
●申込
入居を希望する部屋が決まったら、申込を行います。
●入居申込書の提出
住所・氏名・収入・勤め先・保証人などを記入し、それをもとに貸主が入居審査で申込者が入居にふさわしい人物であるか審査します。 賃貸契約に際して、多くの場合、保証人が必要になります。両親、兄弟などの親族、または信頼できる知人・友人などに頼むことも可能です。
●費用の確認
契約時には申込金・手付金、敷金、礼金、仲介手数料、共益費などがかかる場合があります。
申込金: |
部屋を借りる意思があることを示すために、契約前に支払うお金。契約が成立しなかった場合には返還されます。また契約が成立した場合も、その後支払う敷金・礼金などの契約金の一部にあてられます。一般的には1万円〜家賃1カ月分。 |
敷金: |
修繕費用や家賃滞納などにあてる目的で預けるお金。退去時に清算されます。一般的には家賃2カ月分。 |
礼金: |
大家に対してお礼の意味を込めて支払うお金。一般的には家賃2カ月分。 |
仲介手数料: |
大家との仲介を行った不動産管理会社に支払う手数料。一般的には家賃1カ月分。 |
共益費: |
共用部分や共用施設どの保守管理、維持管理などのために必要な費用。家賃と同時に毎月支払います。 |
●必要書類の確認
契約前に必要書類を揃えましょう。貸主(大家・不動産管理会社)によって異なるため、どの書類が必要であるか確認しましょう。
●重要事項説明・契約
不動産管理会社が部屋の説明を行います。疑問や不明点があれば遠慮なくその場で確認しましょう。賃貸契約書や重要事項説明書はできれば母国語の書類を要求しましょう。大学・学校と提携する信頼できる不動産管理会社などでは学校の要望に基づいて英語・中国語・韓国語などに訳された契約書を準備しています。
●契約当日に持っていくもの
貸主(大家・不動産管理会社)や申し込み時の状況によって異なるため、何が必要であるか確認しましょう。
●重要事項説明の注意点
賃貸契約を結ぶにあたり、取引を行う不動産管理会社の宅地建物取引主任者が、物件の構造や設備、禁止事項などについて説明することが義務づけられています。内容をよく理解した上で署名・捺印しましょう。
●引渡
契約が完了したら物件の鍵が渡されます。
●部屋・周辺の再確認
鍵を受け取ったら、下見の際に見落としていた点がないか引越前に部屋を見に行きましょう。また、家具・家電のスペースを測ったり、原状回復義務に関わる傷や汚れも確認しましょう。
立地や住まいの種類などの条件によって家賃の相場も異なります。条件と見合った家賃を見極めることが大事です。
解約する場合には、早めの予告をしましょう。原状回復など、敷金の清算時にお金がかかる場合もあります。解約には期間満了解約、中途解約、貸主からの解約申し入れなどがあります。中途解約の場合は、契約で決められている予告期間内に解約日を通知しないと、違約金が発生することもあるので注意しましょう。
賃貸マンションやアパートでは、ペットの飼育は原則として禁止されています。なお、ペットの飼育が許可されているところもありますので、貸主(大家・不動産管理会社)に事前に確認してください。ペットを飼う場合は、においや鳴き声など近隣の迷惑にならないように注意しましょう。
|